内視鏡的粘膜下層剥離術
新しい内視鏡治療
内視鏡を利用した早期胃がんの治療は 内視鏡的粘膜切除術(EMR)が行われてきました。
しかし2cmを超える大きさになると分割して切除することになり、正確な病理診断が行いにくく、大きな病変には対応できませんでした。
近年、新しい内視鏡の機器が開発され、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という新しい内視鏡治療が可能になりました。ESDはITナイフという特殊な電気メスを用いて粘膜下層を剥離できるためEMRでは対応できなかった2cm以上の広い範囲の早期胃がんにも対応でき、より大きな病変の一括した切除ができるようになりました。
内視鏡的に行うため胃を切除することなく病変を切除することができます。
全身麻酔下で行うため手術中の苦痛もありません。
ESDの適応となる早期胃がんについて
ESDの適応となる早期胃がんは一般的には
・組織学的に分化型の癌であること
・潰瘍を伴わないこと
・リンパ節転移の可能性が低いこと
です。
基本的にはがんが粘膜下層に深く浸潤している場合や未分化型癌の場合は外科的切除の対象となります。最近ではESDの進歩により適応範囲が徐々に広がってきています。当院ではそれにも対応できるように努めています。
診療受付時間
- 8 時 30 分 ~ 11 時 30 分
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- (火曜日を除く)
- 診療科により受付時間が異なります 詳しくは外来診療担当表をご確認ください
- 休診日
- 土曜午後、日曜、祝日
診療科目
内科・消化器内科・内視鏡内科・循環器内科・内視鏡外科・整形外科・麻酔科・リハビリテーション科